美容皮膚科ついて

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美容皮膚科とは、一般的な皮膚科が保険診療を中心に皮膚の疾患への治療を行うのに対し、保険診療の枠を超えて、皮膚疾患の治療のみにとどまらず、美容的な観点からの医療技術の提供を行っていくものです。たとえばニキビ治療において、ニキビそのものの治療だけではなく、治癒後のニキビ跡や色素沈着にならないよう、見た目にも配慮した治療行っていくという場合です。

当院の美容皮膚科メニュー

  • 美容点滴
  • ボトックス
  • ヒアルロン酸
  • リジュラン
  • スネコス
  • 毛髪注入治療
  • フィナステリド
  • 二重
  • クマとり
  • 眼瞼下垂
  • フォトフェイシャル(M22)
  • ピーリング(サリチル酸ピーリング、マッサージピール、リバースピール)
  • ゼオスキン
  • ジャンマリーニ
  • リビジョン
  • 美白内服
  • まつげ美容
  • 脱毛(顔、脇など)

くすみ

肌の本来のハリや明るさ、透明感が失われ、肌全体のトーンが暗くなってしまっている状態を一般に「くすみ」といいます。くすみは肌の新陳代謝(ターンオーバー)が、乱れていることで起こると考えられていますが、その原因は患者様によって様々です。

たとえば古い角質などが肌に残ってしまい、皮膚表面が厚くなって透明感が落ちてしまったり、乾燥やメイク、紫外線、血行不良などが肌に影響してしまったりといったものです。さらにメラニン、角質、糖化、水分の量など肌の状態も患者様によって異なるため、事前のカウンセリングなどで原因を見極めながら、患者様ごとに適切な治療を選択していきます。

治療法としては、皮膚の表面に酸性の薬剤を塗布し、古い角質や毛穴の老廃物を除去し、肌のターンオーバーを整える「ケミカルピーリング」や、ピコ秒(=1兆分の1秒)単位でレーザーを照射し、メラニン色素を極小レベルで粉砕して、顔全体のメラニン生成を抑え、肌のくすみを改善する「ピコトーニング」などがあります。

ほくろ

ほくろの正式名称は色素性母斑と言い、メラニン色素を作る細胞が変化した母斑細胞の塊です。基本的には良性腫瘍の一種で、治療の必要はありませんが、美容的に気になる場合は、手術などによって除去することかできます。

除去方法としては、局所麻酔をし、外科的手術で取り除くものがあります。他に、炭酸ガスレーザーと呼ばれるものでほくろを焼き、消していくという施術などがあります。この炭酸レーザーにピコレーザーを併用することで、黒い色素の部分を狙って除去することができ、周囲の正常組織への影響を抑制し、最小限の傷に抑えることもできます。

リスク、副作用等として以下のようなものがあります

  • 局所麻酔注射の際、注射部位に内出血が生じる場合があります。
  • レーザー治療部位の皮膚が上皮化する(傷が治る)までに5~14日かかります。範囲や部位によりその時間は異なりますので、診察時に医師にご確認ください。
  • 傷が治った後、炎症後色素沈着(黒ずみ)が約3~6ヶ月間、続く場合があります。
  • 傷が治った後に赤みが約1~3ヶ月間、続く場合があります。
  • 治療部位に陥凹性瘢痕ができる場合があります。
  • 患者様の体質によっては肥厚性瘢痕、ケロイドなどができる場合があります。
  • 症状によっては再発の可能性があります。

毛穴の開き

毛穴が開いているように目立ってしまう原因は様々なものがあります。毛穴の開きを改善するためには、その原因(種類)を見極めて、治療法を選択していくことが重要です。

目立つ毛穴の種類には以下のようなものがあります。

黒ずみ毛穴

紫外線などの外からの刺激で、毛穴漏斗部(毛穴の入り口部分)がメラニンを生成してしまうことにより、毛穴部分が黒く目立ってしまうものです。

つまり毛穴(角栓毛穴)

皮脂が過剰に分泌することにより、毛穴に皮脂が溜まり、剥がれた角質と混ざって毛穴を栓で塞いだようになってしまっているものです。皮脂分泌が多い鼻の頭などによくみられ、汚れが長時間溜まると酸化して黒ずむこともあります。

たるみ毛穴

加齢により皮膚のエラスチンやコラーゲンが失われて弾力が低下し、皮膚が委縮して毛穴が落ち込み、涙型になって目立ってしまっているものです。

開き毛穴

主に過剰な皮脂分泌が原因で、毛穴の形は丸く、脂性肌の方、男性の方に多くみられる傾向にあります。毛穴に詰まっている角栓を取り除いた後も、毛穴は開いたままとなります。

この他、産毛が原因で毛穴が大きく見えるタイプのものや、以前にできたニキビ跡により毛穴部分が凹んだタイプのものなどがあります。

皮膚の老化

皮膚は年齢とともに老化します。老化を促進してしまう原因として、紫外線、ストレスや睡眠不足、皮膚のバリア機能の低下、免疫力の低下などが考えられています。こうした要因により、皮膚が乾燥したり、炎症を起こしやすくなったり、弾力が失われたりするほか、シミ(色素沈着)やシワ、たるみ、ハリやツヤの消失など、いわゆる皮膚の老化が引き起こされます。

皮膚の老化の改善では、それぞれの患者様お一人お一人の皮膚の状態や、老化の主な原因を鑑みつつ、治療法を選択していきます。基本的には加齢等で乱れてしまっている皮膚のターンオーバーの正常化、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの成分を作り出している真皮の線維芽細胞の活性化、血管をしなやかな状態に保つことなどが重要になります。

スキンケア

当院では、以下のような各種のスキンケアを行っています。

ケミカルピーリング

皮膚の表面に薬剤を塗布し、古い角質や毛穴に詰まっている角栓・老廃物などを溶かして除去するものです。これにより皮膚のターンオーバーを改善する効果もあり、ニキビ肌の治療のほか、美白・美肌の効果も期待できるとされています。

リスク、副作用等として以下のようなものがあります

  • 皮膚が過敏な方の場合、施術をお勧めできないことがあります。
  • 部分的に軽度な赤みが現れる場合がありますが、赤みが引かない場合は受診してください。
  • 施術前後3日間は剃刀の使用はお控えください。
  • 施術前後1週間はピーリング作用のある化粧品や洗顔料などの使用はお控えください。
  • 施術後は肌が非常に敏感になっていますので、紫外線対策をしっかりと行ってください。
  • 施術後のメイクは可能ですが、強くこすらないと取れないような化粧品は使用しないようにしてください。

トレチノイン軟膏

ビタミンAの誘導体で通常の100倍に及ぶ作用があるとされています。皮膚の新陳代謝を促進し、古い角質を取り除いて、皮膚を整え、若々しくみずみずしいものにすることが期待されます。

ハイドロキノン軟膏

非常に強力な美白クリームです。定期的に塗布することにより、新陳代謝で新しく生まれてくる皮膚に、色素を乗せないという効果が期待できます。